ぐっと、いや、ぐぐっと冬めいてきた東京二年目の朝。おはようございます。
そんな朝は、暖かい朝餉を求めて地下鉄を駆る。

上野の近くにある、千駄木という街が今回の舞台。
前回の蔵前と同じく、下町情緒溢れる街なのですが、

蔵前が職人の街だとすると、千駄木はアカデミックな街。夏目漱石や森鴎外、寺田寅彦ゆかりの地なのです。
歩いてみた感じでは、大阪の昭和町を思い出します。

学生のシェアハウスとして使われていた、築60年の木造アパートを最小文化複合施設に改築した建物最小文化複合施設「HAGISO」にあるカフェに行ってきました!

HAGI CAFE
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レトロと今っぽさがええかんじに融合した店構え。
2階にはホテルとプライベートサロンが入っているそうです。

モーニングは朝8時から。
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”旅する朝食”と銘打ち、期間ごとにさまざまな土地の和定食を提供しているHAGI CAFEさんの朝ごはん。
今回は青森県。
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楽しみ!

入口には”萩荘”の看板。
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施設名の「HAGISO」ってなんなんだろう…って思ってたのですが、そうか、萩荘か。そりゃそうか。
こんなアパートに住んでみたい人生でした。

店内1階は、カフェとギャラリーです。
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休日の朝ゆっくりめに訪問したのですが、そのときの店内は大満席でした。人気!
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予約してますか?って聞かれたので、超絶人気で予約必須店舗なのかも。
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壁の色がモダンでいいですね。
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さて、モーニング。
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この雰囲気で和食でドリンク付きで1,000円はお値打ち!

青森県の紹介とかの冊子もあります。
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なんかこのシステム知ってるなあと思ったら、あれやん。

今月からはルーマニアの朝ごはんだそうですよ!いかねば。

店内は大混雑なので、注文まで10分くらい…
冊子を読みながらゆるりと待ちます。ちなみにこちらの冊子は持ち帰れない。

注文し、おもろいのにいつまでも積読だったプロジェクト・ヘイル・メアリーを読んで待つこと暫し…暫し…

実に待機すること40分、モーニング到着です!
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旅する朝食セット(1,000円)

長かった…過去最長かも…
あまり調理が必要な献立には見えないのですが、色々あるのでしょう。
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おかげで本めっちゃ進みました。

一人暮らしでは個人的にめんどくてめぐり合わない、炊き立てほかほか白ご飯。22-12-11-18-29-16-581_deco
自分ちだとレンチン冷凍庫ごはんなので、炊いて出てくる米の朝ごはん嬉しい。
つがるロマンという銘柄だそうです。

そして青森といえばなせんべい汁。
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とろとろになったせんべいがうまい…

そして小鉢たち。
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右から、ふろふき大根、鯖の旨煮、和風カボチャサラダ、冬野菜の三五八漬け。
どれもうまい!

特に三五八漬けが初めての味わいで美味しい!と思ったのですが、耳なじみのない名前だったので、調べてみるとこういうことらしい。

三五八漬け(さごはちづけ)は福島県、山形県、秋田県の郷土料理で、麹で漬けた漬物である。漬床に塩、米麹、米をそれぞれ容量で3:5:8の割合で使うことに由来する。
(wikipedia先生より)

さごはちって読むんや…どどいつみたいでいいな。

セットの飲み物は、カフェオレと迷ったけどほうじ茶にしました。
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食後にしますか?って言われたのだけど、なんとなく、一緒に…って答えたのが大正解で。
注文して10分くらいでもらったのですが、これがなかったら残り30分耐えられる自信がなかった…そしてカフェオレにしなくてよかった。

うまうま、と食べていたら、11時で「退席の準備をいただけますか?」とのコメント。
お昼の部のための転換があるようです。
食べてる時間より待ってる時間のほうが長かったな…
土日とかに観光で行かれる場合、特に予約をされることをお勧めします!

そのあとは、千駄木界隈をぐるり旅。

ずっと行ってみたかった、鴎外の記念館。
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からの、こちらもずっと行ってみたかった東洋文庫。
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小岩井農場と提携したレストランがあり、せっかくなので奮発してランチ。
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エカチェリーナっていうメニュー。会社でクーデター起こせそう。

そして何故東洋文庫が小岩井農場と提携しているかというと、小岩井農場はかの岩崎弥太郎の実弟、岩崎彌之助が創業者のひとりなのだそう。
もちろん東洋文庫は岩崎弥太郎の長男、岩崎久彌が創設者なのでそういうことだ。
丸の内といい、東京は岩崎家でまわってるなあ…ちょっとした高知県じゃん。

なんて、歴史に思いを馳せるアカデミックな一日でした。

東洋文庫はかなりかっこいいので、こういう雰囲気が好きな方にはおすすめ。
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常設展も少しふざけてるというか、親しみやすい文体の説明が多いので、小さい子を連れて行っても楽しそうです。

お店のデータ
HAGI CAFE
住所:東京都台東区谷中3-10-25 HAGISO 1F
営業時間:8:00:10:30/12:00-20:00

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