昔は秋と言えば、是と言った行事もなく、
ただ徒然に日が短くなっていったり、
木々や空気が秋めいていくのを
少し物悲しい気持ちで見届ける…

みたいな風流さが好きな季節だったのですが、
いつの間にやら街を占拠してのパーティーピーポーの
謎ハロウィンに秋の代名詞を奪われ、
やっとこさ私の知っている秋を迎えられた
気持ちです。

※常識的にハロウィンを楽しまれている方々のは、
見ていて素敵な行事だと思っています。

さて、そんな秋。
ちょっと足を延ばして奈良の先らへんですかね?

みたらい渓谷へやってきました。
前回と同じ会社のゆかいな仲間たちとともに。

近鉄で最寄りの駅まで1時間くらいかけて
行きますと、あたりは素敵な田舎町。

そしてそこからはバスでさらに
一時間くらいかけて渓谷に行くのですが。

我々と少し離れたところにいるのは
数人の外国人グループ。

恐らく目的地は同じ。

なにやら「みたらいけいこく」的な
ことをバスの係員さんに言ってるのですが
係員さん、ノーイングリッシュ一択。

いやいや、地名言ってるだけやん!と、

遠くから「いえす!いえす!」と我ら
お気楽グループが連呼してなんとなく全員納得。

一件落着やね、と大岡越前のごとく
バスに座り込みます。

のんびりバスは進む。

しばらくすると後ろから柑橘系のええ匂いが
漂ってなんやと振り返ったら、先ほどの
外国の方々がリンゴを丸齧りしてらっしゃる。

智恵子抄的なやつじゃなくて、丸齧り。

ああ、ほんまに外国の人はリンゴおやつに
持ち歩いてるねんな…
とか、我々が同じことしたら
歯茎から血が出るよね…なんて言ってたら
愉快な仲間1が、えでをチョンチョン。

「見て…カバンからフランスパンが出てる…!」


何ーーー!

って振り向いたら、ほんまに登山リュックから
1mくらいのフランスパンが3本くらいにょっきり…

そして反対のポケットには、赤ワインのボトル…

これはまさか、山頂で赤ワインを飲みながら
フランスパンを登山ナイフ的なんで切って
チーズとハム挟んで食べるやつーーー!!

おしゃれかーーー!!!


我々は大阪のコンビニで買ったパンとおにぎり。

炭水化物のみで構成された行動食。
悔しい…
でも山でワインなんて酔ったら危ないんちゃうかな?
大丈夫なんかな?

なんて言ってたら、外国の方1に話しかけられる
我々。

聞いてみれば、バスの降りる場所が
わからないとのこと。

ええー!!その知識量でよく外国の山
登ろうと思ったなー!!!

って、ゆさゆさしたくなる気持ちを必死に抑える。

しかも他の外国人のお仲間2、3、4に
いたっては英語も無理らしい…

大丈夫かこの人ら…


しかも一泊して山を越えるらしい。
我々はデイトリップなんで…と、目を逸らすも、
見てられず、せめて地図に道でも書いてやろうと
思い、地図ある?って聞いたら、出てきたよ

アイフォン…


グーグルマップ…

大丈夫…?

もうこれは、出会わなかったことにしようと
みんなで記憶を消すことに。

バスを降りたらすぐ観光センター的な
ところがあったので、彼らを押し付け、
我々は先を急ぎます。

観光センターの人らがおれば大丈夫でしょ…
(もはや願い

なんて言いながら山道を。

…?
山道…?


道…?

めっちゃ吊り橋ばっかりやん!!

そしてどれも定員あって怖すぎる!!

下はこんなんでした。

高い!

落ちたら即死のやつ!

そして橋を抜けてもこんな道。

怖いわ!!


落石と思しきものの影響で
ところどころ足元へこんでるし!
なんてわあわあ喚きながら進むゆかいな仲間。

景色はとっても綺麗でした。
特にこの水の清らかさ!

見たことないくらい澄んでる!

綺麗…!


どこを撮っても絵になる素敵さ。
紅葉もごらんのとおり!

燃えるような赤!!紅!!

9キロくらい歩いたからけっこうヘトヘトかなって
思ったんですが、なんだかんだで慣れてきたのか
それほど疲れませんでした。

次はどこに行こうか楽しみです。

※おまけ

懐かしすぎる…

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